2019年07月01日

鳥取の青谷和紙を訪ねて

先日、鳥取県青谷町の和紙を訪ねてきました。
もう20年以上も前になりますが、
1996年の『季刊銀花第108号』で、
田中優子さんが「因州和紙を守り育てる塩家の勇気」
という文章を寄せていらっしゃいました。
青谷町の山根和紙資料館を訪ねた時のことが書かれていました。
そのことがずっと頭にあって、
いつかそこを訪ねたいと思っていました。
うちから車で3時間くらいなので、
いつでも行けそうなのに、なかなか行けなかったのです。
今回、和紙好きの友人たちに声掛けて、やっと実現しました。

田中優子さんの文章の中で、
昭和24年、柳宗悦がこの地を訪れた際、
柳のことを何も知らない塩氏が、
とうもろこしの煎ったものを紙に包んで渡したら、
柳はその紙をさすりながら、「美しい」と言ったそうです。
その言葉に衝撃を受けた塩氏は、やがて、紙の美しさに目ざめ、
この地で和紙の将来のことを考えたり、
美意識を高めるために、千点以上にもなる資料や図書を集め、
資料館を開くことになったのです。
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小学校の木造2階建て校舎を移築して作られた資料館は、
周りの山々の緑の中で、美しいたたずまいをみせ、
そこに日本だけでなくアジアやアフリカの紙を使った
沢山のものが展示されていました。
中でも李朝の紙製の箪笥や棚、皿や置物などが美しく、
圧巻でした。
日本の古い紙布の着物や生活道具なども、
実際に見るのは初めてで、とても素敵でした。
沢山の紙で作られたものを、ゆっくり見ながら、
改めて紙の素晴らしさ、奥深さに触れることが出来ました。
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以前、何の本だったか、「鳥取民芸紀行」特集で、
青谷の中原商店の和紙ランプシェードのことが出ていました。
せっかくなので、そこにも行きたいと思っていたら、
友人が連絡を取ってくれ、見せていただけることになりました。
お忙しいなか、実際に、楮から和紙を作る工程を見せていただきました。
大きな窯で楮を似ているところです。
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煮た楮の皮から黒い部分を取り除いているところです。
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その作業をしながら、いろいろなお話を伺うことができました。
手すきにこだわらず、部分的な機械化を取り入れて、
丈夫で質のいい紙を作られていること。
もともと書道用紙として有名な因州和紙ですが、
もっと暮らしの中に和紙を取り込んで欲しいために、
ランプシェードや壁紙、建築の素材として様々な和紙を
作られていること。
大きくて素敵な壁紙を見せていただき、
いいなあ、とため息が出ました。
「こういうのを作ってほしい。」という注文に
試行錯誤しながら作られる様子が目に浮かびました。
楮を煮るところから、こうして1枚の和紙が出来上がるまでには、
大変な作業の積み重ねがあるけど、
若い方からお話を伺っていて、頼もしいというか、
嬉しい気持ちになりました。

「山根和紙資料館」のパンフレットに、
次のように書かれています。
「現在、手漉き和紙は後継者の不足に悩まされており、
同時に昔ながらの手法に固執しがちな職人気質は、
ともすれば惰性に陥りがちになります。こうした和紙の現状を
ふまえて、将来に向かって正しく発展させて、更によりよいもの、
価値あるものとするために、紙に関する資料や書籍を広く集め、
美意識を高めるような環境と和紙作りの基本を学べる場を提供
するための資料館の設立を念願し、ここにその実現を見るに
いたりました。」

「更によりよいもの、価値あるもの」を求めて努力する若者が
育っている、って素晴らしいことです。
また、訪れたくなる和紙の里でした。



posted by kaze at 22:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月25日

夏野菜

夏野菜が実っていきました。嬉しいです。
キュ―リ、ナス、ピーマン、キャベツ
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トマトも色づいてきて、収穫まじかです。
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ミニトマトも花盛り。
今年もたくさん穫れそうです。
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posted by kaze at 21:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月24日

バラ三昧

今年も、福山市の神辺で、バラを育てている友人の
バラ園に行ってきました。
沢山のバラが、ちょうど見ごろで、素晴らしい!!
丹精を込めて咲かせた美しいバラを見ながら、
お煎茶やおいしい手作りのケーキや
フルーツもいただき、最高のおもてなし。
幸せな1日を有難うございました。
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