茨木のり子さんが獏さんについて書いた本。
ふと読み返したくなります。
娘の泉さんが、父親について書いた本、
率直に書かれていて、良かった。

宮沢賢治を、保坂嘉内との関係から読み解く
『宮沢賢治の真実』も興味深く読みました。
NHKでこの本を基にした番組を見たのがきっかけです。

柚木沙弥郎さんの絵の『雨ニモマケズ』。
柚木沙弥郎さん、1922年生まれ。
今も現役で染色作品を作り続けているそうです。
モダンでおおらかで大好きな作品。
最近出た『柚木沙弥郎のことば』という本に、
「いつからはじめたっていいんだよ。
僕だって物心ついたのは
80歳になってからなんだから。」
とあります。
物心もついていない年齢の私は、嬉しくなりますねえ。
そのほかにも、図書館で、次々本を借りては
読みふけっていました。
中井久夫さん、加藤周一さん、
医師でありながら、文学など幅広い分野に精通している人。
こういう知の巨人、今は少なくなりました。

