柚木沙弥郎さんの作品が大好きです。
1922年生まれだから、今年99歳!
今も、エネルギーいっぱいの、
おおらかな作品を作り続けています。
型染めの染色家ですが、染色に限らず
版画、絵本、ガラス絵、立体など、
様々な分野で独自の制作を追求し、
86歳の時、パリの初個展で大成功。

作品も素敵ですが、言葉も素敵です。
「自分が面白くなれば、他人も面白くなる。
それがものづくりの原点。」
「ワクワクしなくちゃ、つまらない。」
「アートはわかるものではなくて感じるもの」
「いつからだって、どんな対象だっていいんだよ。」

彼が大好きなイギリスの画家、アルフレッド・ウォリスは、
もともと船乗りでしたが、70歳から、
怒涛のように絵を描き始めたそうです。
そういえば、丸木位里の母、丸木スマも
70歳を過ぎて初めて絵筆を持ち、誰に教えられることもなく
魅力的な絵をどんどん描いていました。
いつからだって始められるのですね。
柚木さんの言葉は、
何と力づけられ、勇気をもらえる言葉でしょう。