ゴッホ展に行ってきました。

今回は、ゴッホが絵を描き始めたころに
影響を受けたハーグ派の作家、
パリに出てからの印象派の作家の作品も
展示されていて、とても興味深かったです。
その後のアルルでの作品から亡くなるまでの作品も
展示され、
あのうねるようなタッチの糸杉もありました。
天に届こうとするあの圧倒的なエネルギー。

若いころからゴッホが好きです。
ゴッホ展が開かれるたびに行きます。
なんでこんなに惹かれるのでしょう。
画家になって亡くなるまでの10年間に
彼が描いた絵は、素描と油絵で、なんと2000枚以上。
そのひたむきさ、
ひたむきに人間より大きいもの、崇高な高みに、
届こうとするピュアな魂。
彼の弟テオへの手紙を読むと、
それがよく伝わってきます。
「苦しんでいるぼくは、何かぼく以上に
偉大なもの、ぼくの生命であり、創造力である物、
それがなくしてはすまされない」
名もない日本人が描いた一本の草の絵に感動し、
自然と一体になる日本の文化にあこがれ、
「神の言葉を種まく人になりたい。」と思い続けたゴッホ。
知れば知るほど、見れば見るほど、
その魂の純粋さ、深さに、どうしようもなく
惹かれてしまうのです。