2020年02月29日

「生きる」授業

装幀者菊地信義さんをドキュメントした映画、
「つつんでひらいて」を見て、
すっかり菊地さんの魅力に、はまってしまいました。

以前、NHKの「課外授業 ようこそ先輩」という番組で、
母校の小学校で、二日間にわたり特別授業を受け持った様子が、
YouTubeに出ていました。
谷川俊太郎の「生きる」という詩の最初の七行を教材にして、
子どもたちが本の表紙を作るという授業でした。

生きる   谷川俊太郎

生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと

この詩を読んで、子どもたちが
それぞれイメージする表紙を、描きます。
詩に出てくる言葉を絵にする子供たち。
それは使いません。
明日までに、もう1度、自分にとっての「生きる」を
考える宿題が出ます。
自分の「生きる」1行を見つけてくること。
次の日、その1行をイメージして表紙を作ります。
うまく描く子もいれば、
どうしてよいかわからなくて、涙ぐむ子も・・。
その様子は、まさに「生きる」姿でした。
子どもたちに声をかける菊地さんの姿も、
「生き」ていました。
とても素敵でした。
こういう大人に出会った子どもは、
きっと一生、このことを忘れないだろうな。

https://www.youtube.com/watch?v=5tRcQZnRmCc


posted by kaze at 23:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする