若い頃は特に、ジャズが好きでした。
当時はレコードでしたが、
お金もないのに、ジャズのレコードを買っては、
毎日聴いていました。
ビル・エヴァンスもリアルタイムで聴いていました。
心の奥まで届くような美しいピアノの旋律に
魅せられていました。

「BILL EVANS TIME REMEMBERED」
という映画を観てきました。
彼の生い立ちや彼を取り巻くアーテイストの証言が、
彼の音楽に重なり、
ドキュメンタリーの形をとりながら、
彼の音楽が心に響く映画でした。
彼の生い立ちを知ると、
美しい音楽の奥に、
深い哀しみと喪失感があることがわかりました。
それにしても当時の素晴らしいジャズメンの多くが
薬物で身体をむしばまれていったのは、とても悲しいです。
ビルもそうだったのですね・・。